おまえはSNSばかりやっていないでライクドリーマーで肩こりをなおせ
よくきたな。おれはイディ・サン・ゴールだ。おれは毎日すごい量のテキストを書いているが、誰にも読ませる気はない。
そんな中、耳ざといおれはフォロワーが「ライクドリーマー」を推しているのを知った。おれは自分が見たものしか信じない。そして自分の目と腕でプレイし、おれの中の火が付いたままこの記事を書いている次第だ。
- 注:この記事は社会派コラムニスト逆噴射聡一郎先生リスペクトであり、その特有の文体・言い回しを多数使用して書かれています。
ライクドリーマーとは
ライクドリーマーは弾幕系と呼ばれる縦スクロールSTGだ。プレイ数十秒の所管としては東方とCAVEを上手く組み入れているとおれは感じた。
ストーリーは弾幕系S.N.S「Bulletalk」が舞台となり、1ツイートで100000くらいのリツイートやいいねをされるジャスティンビーバーにケンカを売ったらやつの信者である殺し屋やS.W.A.Tを差し向けられたという話だった…とおもう。
だが、おまえもだまって殺されるわけにもいかない。おまえは殺し屋たちを返り討ちにしつつ「フォロワー」を増やし大量の「いいね」をもらってジャスティンビーバーに復讐するのがおおまかな話となる。
プレイヤーキャラは3人いる。どれも個性派揃いだが、ある程度のカスタマイズが可能で余程自分のプレイスタイルから外れる調整をしない限りは使いこなせないことはないだろう。後は練習しろ…毎日だ。
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STGとSNSはにている
実はSTGとSNSは似ているところがある。
おれは先日まで訓練のつもりで怒首領蜂大復活ブラックレーベルノービスをひたすら全ステージ通してプレイしていた。ワンコインクリアし真の男を襲名するためだ。しかし、通しとなるとワンプレイにも時間が掛かる。
だが、ライクドリーマーは基本的に1ステージで完結するので困難なステージでも攻略パターンを掴みやすく短い時間で経験を得ることができる。これについてはおれは過去に何度もナツキクロニクルやドレイナスで言及していたが、区切りの短いスパンでプレイできる家庭用STGの長所と言える。
(なお、全ステージ通しでプレイできるモードもあるが、解禁される頃には鍛えられておまえは真の男になっているはずなのでここでは書かない)
ここまで書いたが「ステージクリアするだけ」なら確かに簡単なレベルだ。腕前に応じて難易度が選べるので難しいなら難易度を調整すればいい。再プレイも驚くほど容易だ。
だが「フォロワー」を得るために接近して敵を撃破し、手っ取り早く「いいね」を集めるためには自動回収を狙って敵と弾幕に突っ込まなければならない。
当然だがそんな欲をかくプレイをすると火傷するし最悪ハチの巣にされて死ぬ。何度も「いいね」稼ぎに躍起になって疲れたときは一度弾幕から下がって距離を置いて進めるのも大事だ。
これはSNSにも言えることで、正しく活用して承認欲求を求めることはいい。だが実力が伴わない過剰なアッピーるや都合の良いおためごかしは何時か炎上につながる。一度炎上すれば犬の餌にもならず骨すら残らないのがおちだ。
大事なのはバランス感覚だ。実力と欲求と行動のバランス取りがしっかり出来てこそきちんと「フォロワー」と「いいね」の両者を得ることができる。それがSTGとSNSの共通点であり、ゲームの舞台であるBulletalkであり、かこくな現代社会…MEXICOそのものだ。
おまえは肩をほぐしてこい
おれが言いたいのはひとつ。どんなことであれ、頭が茹りそうになったら一度距離を置いて息抜きしろ。
STGだろうがSNSを舞台に活動していようがなんだろうが、おまえはPROだ。誰にも頼らず過酷なMEXICOで生き抜こうとする一匹のマリアッチだ。
だが、常にBUZZろうと躍起になってSNSにこりかたまったやつは…いつか肉体的にも精神的にも肩こりとか頭痛とか眼痛とかに悩まされることになる。
そして遂には疲れ果て…立ち寄ったサルーンでYOUTUBEザッピングにはまり…HIBACHI攻略のスーパープレイ動画だけを見て満足するだけになり…やがてオレンジ畑とかを経営して…老いて死ぬ。「オレンジ畑とドンタコスを燃やしたらBUZZったが…それだけの人生だったよ…。何もいいことなんて…なかった…」などと言いのこしながら。
おまえが真の男としてサヴァイヴするなら常に心と体ををBESTな状態にし、突然の銃撃戦やダニートレホにそなえなければならない。
真の男としての無慈悲な精神をふたたび完全に取り戻すにはライクドリーマーはうってつけだ。だが、肉体はそうもいかない。
それに気づいたら、おまえは一度スマッホを家に投げ捨てろ。そして散歩をして体を十分にほぐし…R.E.A.Lを見てこい。
照り付ける太陽の下、ふとした寄り道で見かけたタコスの露店で冷えたCORONAを飲み、おまえは生きる喜びを知るのだ。